
(c) .foto project ※目に見える現象がどんなに荒れ狂っていようとも、深層意識は常に穏やかです。波がどんなに荒れ狂おうとも、深海が変わらずに穏やかであるのと同じように。 今年の夏は日本だけでなく世界各国で猛暑となり、熱波が襲った地域も数多くありました。カリフォルニアでは東京23区に匹敵する面積の森林火災があり、その中に生きていた多くの動物たち、植物たちの生命が消えたことを思うと胸が締め付けられるような思いです。
また、温暖化の影響から豪雨に見舞われた地域も多く、インフラが整っていない地域では壊滅的な被害を受けたところもあるようです。
天災である環境変化だけでなく、人による人災も続いています。シリアに対する軍事介入の報道は記憶に新しく、その他の中東の国々も紛争が治まる様子もありません。
本当に、地球上では様々なことが起きています。
色々なことがいっきに噴き出しているような状況下だからこそ、そこで暮らす人間にとってもまた、様々なことが起こり得る状況にあります。
それは、平和な日本であっても「例外ではない」──そう思います。
起きている事象の大なり小なり違えはあれど、問題を抱え、踏み出す一歩を躊躇っている人達はいることでしょう。
そうした人達は「生まれてきた意味」を問い、何故自分がこのように苦しまなければならないのかと、その答えを求めていることと思います。
しかし、そうした苦しみは
流転する現象に囚われている限り、続くものなのだと思えます。
海に喩えてみましょう。
海がどんなに荒れ狂っていても、高波が押し寄せ船が沈没しそうな程揺らいでいても、深海は変わらずに静かで、音もなく静寂な世界が横たわっています。波に翻弄されることなく、ただただ深海という領域は「そこに在る」のです。
私達が今求められている心境は、まさにその「深海」にあるのかもしれません。
「人の真なる強さ」は、荒波の中で──激しく移りゆく現象の中で、
どれほど穏やかに過ごしていけるかにあるのでしょう。
周囲にかき乱されてしまうのであれば、ひとり孤高の中に身を置き、穏やかな深海の境地を思い起こすことで、再び現代社会の荒波と向き合うことが出来るかもしれません。
真理は常に、深海のような静寂に満ちた空間にあるのであって、雑多な喧噪の中にはありません。
ともすれば、こころの時代──霊性の時代と言われる昨今。
「辛いことが起こるのは、カルマが解消されていないからだ」とか、「自分と向き合いきれていないからだ」と言われてしまうことがあるかもしれませんが、
私はそうは思いません。 今、辛い状況を抱えているということは、
どんなに現象が荒れている中でも、深海のような意識に到達することが出来るという
「大きな成長の機会が与えられている」のだと、私はそう思います。
辛い状況は、「辛い」ということを認めるだけでも勇気がいるものかもしれません。
しかし、荒れ狂う波を認めてそ初めて船乗りが舵を取れるのと同じように、状況を客観的に見ることからすべてが始まると言えます。
地球のサイクルが再生に到達したのと共鳴しながら、「今」という辛い状況を深海から見つめることが出来る意識──
それに「気づくこと」こそが、私達人類に与えられている課題なのかもしれませんね。
●多くの方に、「真剣な目で地球人類の進化に意識を向けて欲しい」と、強く願っています。
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