2012年7月から連載開始した「
神様選挙」──ついに完結しました。

人間の神になってから、自然は破壊され絶滅した動物たちも多い──そのことに憤った動物たちが、自分たちで新しい神様を投票しようと集まります。しかし、そこには様々な思惑や陰謀が絡み、不思議な光に導かれた子犬のソラや仲間達をさまざまな危険に巻き込んでいくという物語。
もちろんこれは動物だけの物語ではなく、
人間という「動物」もまた、物語の大切な主軸を担います。神様というのは人間だけの存在ではなく、動物や植物、すべての生物が人間に仕えるものではないということを、この物語から感じ取って頂ければ幸いです。
この物語を一番最初に書き終えたのは、2007年2月のことでした。
当初は出版を考えていた作品でしたので、一度編集部の方にも読んで頂いたことがありました。その時に、「この作品は『神様』という大きなテーマを扱っているが、物語の背景に『親子』という身近なテーマも含まれている」と言われました。まったくそのことに私自身が気がついていなかったので、そういう見方を教えて頂き感謝している次第です。(書き手というものは、常に読み手の方々から気づきや教えを与えて頂いていると実感します。)
その後、加筆と修正を加えて完成した「神様選挙」。
ラストの部分は初稿よりもかなり加筆されています。
「終章 未来への祈り」は、「アースアワー」である
今日公開することが出来たことを、偶然にしてはとても良いタイミングだったと思います。
地球のことを考えて、1時間消灯する日。
私も、照明だけでなく電化製品すべての電源を切って、キャンドルを灯して静かに瞑想したいと思っています。
原発反対の言葉が聞かれて久しいですが、もとはと言えばその原発を必要としたのも
私たち人類です。
照明や電化製品を使うのは、この地球上で人類をおいて他にないのですから。
それらをまったく否定したり、文明を頭から間違ったものと判断するのは、それは浅はかな考えです。ゼロか百かではなく、私たちが地球に生き、生物たちと共に歩み──そして、未来の子ども達に青くて美しい姿の地球を残すための第一歩として「少しずつでもいいから、出来ることを実践していきたい」。そんな願いから、活動に参加したいと思っています。
引越で運びきれなかった荷物を配送するために何もない部屋で長い待ち時間が発生したことから、今日完成させることが出来た「神様選挙」。
それがアースアワーの日であったことは、不思議な偶然だと感じます。
自然との共生には、絶対に
人類同士の調和も絶対条件であるということ。
人類同士が争っていて、自然と調和することなんかあり得ません。
火の気がないところに煙は立たないというのと同じように、悲劇が起きた時にはその根底には何らかの原因があるはず。
争う人を憎むのではなく、「争いそのものをやめる」ことに意識を向け、
過去を憎むのではなく、過去を赦して受け流すことに意識を向ける時、
初めて人は、調和と平和への第一歩を踏み出せるのでしょう──
そんなメッセージを籠めた作品に仕上がったと思います。
みなさんに読んで頂けたら、光栄です。
【完結しました】
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●多くの方に、「真剣な目で地球人類の進化に意識を向けて欲しい」と、強く願っています。
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