「神とは、『真理』であり『愛』であり『知恵』である」
そう言ったのはルドルフ・シュタイナーですが、先日私は、
真理から派生したツールは様々にあり、それぞれにおいて表現方法が違うということに着眼する機会に恵まれました。
真理。
神。
源。
宇宙。
言い方はそれぞれ、沢山あると思います。
しかし、誰もが感じる真理──特にクリエイター達が総じて実感する真理というものは、まさしく自分の内面深くで繋がっている壮大で深遠な海のようなもので、かつ、すべてを包括した智慧とも言うべき存在なのではないか、私はそんなふうに思っています。
だから、時々「すごくよく似た作品が、同時期に発表される」なんてことがありますよね?
それは盗作とかそういうのではなく、
似たような世界観の真理に、同時期に複数の人が触れてしまったということなのだと思います。
作品に「私(エゴ)が描いたもの」というのは全くなく、すべては
導かれるエネルギーによって、ただそれを表現しているに過ぎないのだと思います。
(だからといって、書き手に断りもなく引用したり転載したり、書き手を無視して自分が書いたように見せかける、ということをするのは絶対にNGです。それは、書き手を導いた真理を奪う行為であり、ひいては書き手を導いた見えなき存在への冒涜でもあるからです。※そういうことをされたことが過去数回あったので、ここで断り書きをさせて頂きました。) その「真理という源」からインスピレーションを受け取る方法は、
実に様々と言えるでしょう。
真理からインスピレーションを「ヴィジョン」として受け取った人は、絵画、或いは芸術作品として。
「メロディ」で受け取った人は、音楽家として。
「具体的な未来」というヴィジョンで見た人は、発明家になるでしょうし、直観的に真実を見抜き、後からそれを論理化していこうとする人は哲学者になるでしょう。
また、「フィーリング」で受け取った人はダンサーになったりするかもしれません。
様々な芸術作品には、それらを表現したクリエイター達それぞれの「真理の欠片」が垣間見られます。
そのため、私は絵を見たり音楽を聴くのが大好きなのですが──基本的に、
すでに有名になった人にはあまり興味ありません(爆)。
「これからの時代、素晴らしい真理を表現してくれるのではないか」と実感出来る、未来の芸術家の卵とも言える人を探すのがとても大好きなのです。
そして、今私が
イチ押ししている画家の方が──今日ご紹介する「鈴木裕己さん」です。
彼は看護師をしながら芸術活動に勤しんでいますが、二科展に5年連続入賞している程の実力者です。
今回は彼の作品を紹介させて頂きます。

鈴木さんからそれぞれの絵についてコメントを頂きましたので、こちらに掲載させて頂きます。
こちらの絵は実在するヒーラーの方を描きました。
そのヒーラーさんはとても優れた方で、大きな愛そのもの、宇宙そのものです。
背景にギリシャの神殿や彫刻などがあります。時代を超えて過去世でもずっと地球、宇宙の平和のために祈り続け平和に導いていたという魂の記憶が見え、また、今現在という時間軸と過去のギリシャでの紛争の中で彼女が祈っていた姿が直観された為、この絵が誕生しました。
結晶のようなものは他の絵でも共通するのですが、主にDNAのイメージです。一つの結晶は一つの人生や体験のように感じています。そして今の体験が輝いていく時、過去のDNAまでもが修復され輝いていくように感じ、それをいかに絵画として表現するかを探求しています。
こちらの絵のモデルさんも、スピリチュアルの分野で大変活躍されている方です。タイトルは『変容の扉』第99回二科展の入選作品です。
シルエットのみでピンク色の部分は宇宙で一番明るい星と、グリーンの部分はクロップサークル(ストーンサークル)の画像を裏向きにコラージュしてさらに絵の具をのせています。
明るいトーンで宇宙からの光と明るい輝きの世界への道はこちらだと案内しています。
結晶のようなものは1点目の解説と同じです。またこの作品ではわかりやすくDNAの螺旋を描いてみました。
3点目の絵は『内なる自画像』です。
第98回二科展入選作品です。
この頃自分の中で何かが開かれていくのを感じました。今まで硬く閉ざしていた殻がはずれていきました。人物の中心の隙間のようなところにはこれから叶って欲しいことがこっそりたくさん埋め込まれています。やりたいことをやって生きて行こうと決心したことを絵画で表現してみました。例えば、ニューヨークのMOMAに作品収蔵されるとか!ルーブル美術館で絵の展示をするとかこっそり描いてあります(笑)。まさしくビジョンボードです!如何でしたか?
シュールレアリスムに惹かれる方であれば、興味を持たれた方もいらっしゃるのではないでしょうか?
ちなみに、篠崎は今まで一度も、
シュールレアリスムに興味を持ったことがなかったんですよ(苦笑)
絵画はラファエロやダビンチのような宗教画、音楽であれば古典クラシックと、結構「近代には目もくれないタイプ」だったんですが──
何故でしょうね。
鈴木さんの絵には、近代的モチーフがありながらも、そこに
古典的な要素が含まれているように感じたんですよね。
いわば、
古典と近代の融合ともいうべきイメージでしょうか。
そこが、私が鈴木さんの絵に惹かれた理由のひとつであったりもします。
ちなみに。
鈴木さんは現在、仏像彫刻もなさっています。
写真を見せてもらったのですが──これがまた、ご本人によく似た(笑)穏やかで、かつ上品な表情の仏像でした。
今後、彼の仏像彫刻の作品にも期待を寄せたいと思っています。
★鈴木裕己さん Facebook★
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