私たちは何を学び、何を得て、何を教訓とするのか

 昨日と今日は、神奈川県座間市から綾瀬市への「引越」でした。
 とてもワチャワチャしていましたが…身体はどんなに動いていても、思考はそんなに引越作業で使われることがないンですよね…。
 ただ「黙々と片付けていくだけ」──というか…。

 でも、思考は「止めておくこと」が出来ません。
 だから、皆さんも頭の中で常に「何かしら雑念」が浮かんでいたりしませんか?

 勿論、何も考えずにボォーッとしてしまうこともありますが、あれは別に「本当に何も考えてないわけではなく、脳内で様々な整理をしていることがらが顕在意識上に上がってきていないため、ボォーッとしているように感じているに過ぎない」のだと私は思います。
 人ってきっと、「本当に『無』になること」って、なかなか難しいのだと思います。
 それこそ、修行を積んだ禅僧などでしたら別ですが…。

 さて、そんな「引越ワチャワチャ」の間、私が一体何を考えていたかというと──

 「私たちはこの社会から何を学び、何を教訓としていくのか」ということでした。←てきぱきと動く引っ越し屋のお兄さん達を眺めながら、考えてることじゃないですよね(^^;)。

 私の引越当日に、同じ県下の施設でとても悲しい事件が起きてしまいました。
 19人もの犠牲者を出してしまった、重度障害者の施設における殺人事件。
 私は昨日から今日に至るまで、ほとんどネットもTVも観られる状態ではなかったのでまだ事件の経緯を詳しく読んではいないのですが、ふと見かけた記事に、容疑者のコメントとしてこんなことが書かれていました。

「重度障害者の人達は、生きていても国のためにならない」

 こういう発想をするのは(非常に悲しいことではありますが)、この容疑者に限ったことではないと、私は思いました。
 何故なら、本来ならあってはいけないことなのですが──似たような言葉を、高齢者サービスを提供する人達の間で何度か耳にしたことがあるからです。
 みんな、「思っていても、実行しない」──ただ、それだけの違いなのです。

 でも、精神世界の視点で考えたら、「思うことは、実行していることと大差ない」のです。
 逆説的に考えたら──「そうやって考える人達が増えてしまったが故に、こうした事件が実際に具現化されてしまった」のかもしれないですよね。

 遺族の方には、本当にお悔やみ申し上げます。
 および、施設内で懸命に入居者さん達を看護、介護していた方々には、本当に言葉もありません。きっと失意のどん底にいらっしゃることでしょう。
 自分も同じように施設で働く身故、これがもし自分の施設だったらと思うと、本当に身につまされます。

 私たちはこうした様々な事件を「まるで映画を観ているかの如く」日常の中で通り過ぎながら見聞きしています。
 そうした事件の中で、私たちは一体、何を学び、何を得て、何を教訓としていくのでしょうか?

 この事件についても、受け取り方は十人十色、千差万別、様々な受け取り方があるでしょう。
 でも、こうして私や皆さんが「生きてこの瞬間に起きている出来事」は決して無関係ではなく、何かしら、意味や目的があって起きているのだと私は思います。

 だから、無関心にならず──「そこから何を学び、何を得て、何を教訓としていくのか」を、是非皆さんにも考えて頂きたい、そう思います。

 気のせいか、このブログを書き始めた当時7年前に比べて、まるで「機械」のような思考回路しか持たない人達が散見されるように思える今日この頃です。

 仕事の仕方は完全に「マニュアル通り」。
 だから「間違ってない」。
 でも、そこに「心がない」。
 そのことに、本人はまるで気づかない──何故なら、心は「自発的に気づくもの」だから。

 私はこうした人々の著しい増加に、とても危惧を抱いています。

 スピリチュアリスト達は、こうした問題を「スルー」し、自分達の至福のためのアセンションに夢中です。
 でも、マザーテレサだったらどうしたでしょうね?
 イエス・キリストだったら──どうするでしょうね?
 ダライ・ラマだったら…何てコメントするでしょうか?
 「見て見ぬフリをしなさい」そんなふうに言うでしょうか?

 私は今でも、地蔵菩薩の請願(知らない人は下記※1をご参照ください)をモットーに生きています。
 ずっとその請願を念頭に、これからも真理探究に勤しみます。

※1 地蔵菩薩の請願
「一斉衆生済度の請願を果たさずば、我、菩薩界に戻らじ」←仏道によって生きているものすべてを迷いの中から救済し、みなが全員悟りを得られるまでは、自分は菩薩界に行くことなく、六道に残り続けるとした地蔵菩薩の誓いのこと。



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プロフィール

篠崎由羅(しのざきゆら)

Author:篠崎由羅(しのざきゆら)
1970年生。幼少期から哲学・宗教学に造詣を深める。思想および思想史、それに付随した国際事情に興味を抱いて独学を続け、大学ではインド哲学科専攻。東西問わず、両者の思想に渡り研究を深める。

現在は看護師として施設で勤務しながら、その傍らで執筆活動を続けている。2016年11月にYOU are EARTH改め「WE are EARTH」の活動を再始動予定。より良い未来の地球のため、全力を尽くす誓いをたてている。

【篠崎編集担当】


【篠崎の著作本】

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