昨年の12月24日、メインサイト「YOU are EARTH」を改め、
「WE are EARTH」としてリニューアルオープンしました。
何故タイトルを変えたかと言えば、長年私が言い続けていること、
「私たち生命は、地球の細胞である」ということをよりはっきりと明言したいと思ったからです。
このサイトの目的は様々に起きている現象を整理し、
「問題はどこにあるのか。そして、その原因は何なのか。解決策はあるのか」といったことを掘り下げることにあります。
(JOURNAL http://we-are-earth.com/journal.html)今は「高齢社会」について記事にしており、先日「1/22」に新たな記事を掲載しました。
高齢社会について、あまりスピリチュアリスト達が言及している場面はほとんど見受けられません。
(と言いますか、社会問題について書いている人自体、あまりいないように思います。※陰謀論に偏っている場合は別ですが。)
しかし本来、
「高齢社会問題ほど、私たちが霊性をもって考えなければならない問題はない」と、私は断言します。
少子化問題については、様々な社会体制や未だに残る日本の男尊女卑的社会の影響といった、それこそ「倫理観の見直し」という部分で振り替えなければならない問題が多数ありますが、高齢社会については、
「一人の人間が老いていき、その残された日々をどのように魂と向き合って生きていくのか」といったとても重要な問題をはらんでいると私は思えるのです。
ですので、本来は「ホリスティック」や「スピリチュアルケア」といったものは「高齢社会における人たち」に向けてこそ使われなければならないのに、何故かそこは「見落とされている」のが現状です。
がんの終末期やホスピスにおいてそこは重要視されているのに、老人ホームなどにいる方々にとってそれは「度外視される」というのは一体何故なのか?──疑問でなりません。
現在、高齢社会問題に対して注目しているのは、
一般企業がほとんどです。
もう売却されてしまいましたが、某居酒屋チェーン店が老人ホームを経営していたことは有名ですし、日本全国展開をしている有料老人ホームの母体も、元は「ゼネコン」です。
おそらく、施設を建てるには資金が必要のため、もともと企業として成功していたところの方が動きやすいからなのでしょうが、その分、医療者や福祉関係者が関わっていないためか、施設としての体制は全然「高齢者のことを考えてのものではない」ケースがほとんどです。
高齢者という存在は、
「この世における学びを終えて、新たな世界へ旅立つ準備をする」とても大切な時期にある人たちです。
そして、私たちも「誰ひとり、逃れることなく『そうした時期』を迎える」のです。
高齢社会問題において重要視されているのは、経済的な側面や介護士などの人員不足ですが、それだけでなくもっと究極な問題が、
「人生を終わらせて旅立つ人たちに対して、スピリチュアルケアがいっさいなされていない」ということです。
海外では、教会が老人ホームを運営していたり、或いは老人ホームに神父や牧師が訪れるといったケースが多々あるでしょうが、日本の老人ホームではそれが行われていません。
では、高齢者の方々みんなが「死について」何も考えていないのかといわれたら──決してそんなことはないのです。
先日、ある高齢者の女性が不穏(精神的に落ち着かず、興奮すること)になってしまい、しばらく付き添ったことがありました。
彼女は私に、こう言いました。
「ねぇ、死んだらどうなると思う? 私、消えちゃうのかな?」
私はかぶりを振って「そんなことはないと思いますよ」、そう言いました。
「でもね、私、何の宗教もやってないのよ。仏教も知らないし、キリスト教も知らないし──」そうその女性は言ったので、
「宗教を知らなくても、それは関係ありません。皆さん、肉体を離れた後は素晴らしい世界に還って行くと言われていますよ」と答えました。
その後、実際に私が遭遇した「臨死体験を語った人たち」の話を聞かせました。興奮して体を震わせていた女性は食い入るように私の話に耳を傾け、聞き終わった後、こう言いました。
「私も、そんな世界に行けるかな?」
「〇〇さんだったら、絶対に大丈夫です。とっても繊細で、思いやりに溢れていますもの」
手を握ってそう伝えると、女性は目に涙を浮かべながら笑顔で頷きました。
このように、普段はみな口に出さなくても、心の奥底で不安を持っている方はたくさんいらっしゃるのです。
セラピスト、スピリチュアリストとして活動されている方は、もっと積極的に高齢者の方と接触する機会を持つことをお薦め致します。
今やもう、スピリチュアルで「自己啓発」をしている時代ではないのです。
「霊性を基盤とした新たな社会を構築する」そんな時代に突入していると、私は実感しています。
私自身も「霊的なことを探求出来る老人ホーム」をどうやったら設立出来るか、今後も模索を続けていこうと思っています。
●多くの方に、「真剣な目で地球人類の進化に意識を向けて欲しい」と、強く願っています。
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