
先日12月5日に、エハンさんとの第3回目の対談が行われました。
昨日テープ起こしが終了し、本日は体調不良にてへばっていた関係で編集が押してしまい、明日には編集、および要点の整理が完成すると思われます。
この対談の後、篠崎は不思議な夢…といいますか、
啓示的な夢を見ました。その内容は以下のとおりです。
私は夢の中で「あること」に関して調査をしていた。
それは、「ここに来れば答えが分かる」と、ある人(現実世界では会ったことがない人)が案内してくれたからだった。
その人から渡された資料をすべて書き写し、「なるほど、そういうことか」と概要を掴むことが出来た。
ところがまた別の人がやってきて、「それは『偽の情報』で、本当の情報は別の部屋に隠されている」と言われたのだ。
それなら、その部屋に案内して欲しいと私は彼に頼み、彼は私を案内しようとした。
ところが、まるではぐらかすように「ここじゃなかった」「ああ、ここでもなかった」と言ってなかなか部屋に案内しない。
途中で私は頭に来てしまった。彼が「わざと」はぐらかしているように感じたからだ。
「一体、どこに真実があるの? さっきのが偽情報だというけど、今あなた達が言っていることこそが偽である可能性だって、否定できないでしょ!」
すると、案内していた男性は私を振り返り、こう言った。
「その通りだよ」と。
その言葉を掘り下げようとした時に、目が覚めた。
夢から醒めた後、しばらく考えてしまいました。
一体、彼の
「その通りだよ」という言葉は、どこにかかっていたのだろう。
「自分たちの言っていることこそが、偽である」ということを認めた「その通りだよ」だったのか。
或いは、もっと深い意味で──
「その通り。真実なんてものは『どこを探してもないんだ』」ということを言いたかったのか──。
今回の対談では、次回の対談までに
「究極の課題」が出てしまいました。
「どうすれば、人々の意識を変えることが出来るのか」
前々回、前回からの対談の流れで、
「今、がんになる人は2人に1人と言われている状況」であることや、
「がんになるというのは、実は『解放』なのだ」ということなどに触れてきました。
そして、
「世界はダウンスパイラルにはまっており、そこから脱出するには『気づき』しかない」という到達点まではやってきました。
前回の記事でご紹介したヒカルランドさんから出版された坂の上零先生の著書「日本病」の紹介はとても反応が良く、
「ああ、結構多くの方が『日本、ヤバいかもしれない』って気づいているんだ」という実感を与えてくれる結果となりました。
気づいた後、何をするかといえば──
行動ですよね。
どうやって変わっていけばいいのか──或いは、どうすれば変わっていけるのか。
方法論は色々あるかもしれない。
だけど…答えが「掴めそう」で、掴もうとすると「するっ」と逃げて行ってしまうような感じもある。
なんとも歯がゆい感覚。
実は大学時代、私はこんな短編小説を書いたことがありました。要約すると以下のような内容です。
ある男が、大きな河の濁流(だくりゅう)を流されていた。
いつから流されているのか、何故流されているのか、どこまで流されていくのかも分からずに、ただ流され続けている。
周囲を見ると、流されている人のほとんどは眠っていた。だから、流されていることに気づいていないようだ。
男は、流されていることに苦痛を感じ始めた。
この流れから、どうすれば脱出出来るかと考え始めた。
すると、河の向こうで老人が座っているのが見えた。その老人を見た時に、「そこに陸地がある」ということを男は悟った。
陸地がある、ということに「気づいた」のだ。
男は流れに逆らい、必死に泳いだ。その陸地に辿り着くために、危険を冒しても泳ぎ続けた。
無事に泳ぎきった男は、陸地にただ座っているだけの老人にこう言った。
「あなたは何故、『ここに陸地がある』と叫ばないのか。みな、気づかないで眠ったまま流されているではないか」と。
老人は言った。
「私がここに座っているだけで、お前は自ら『陸地がある』と気づいてここに来た。
自ら気づくものは、叫びを聞かなくてもやってくる。
叫んでも、眠ったままの者は目覚めない。むしろ『眠りを邪魔するな』と怒る者もいる。
だから、『自ら気づく者のためだけ』に、私はここに座っている」と。
それを聞いて、男は納得した。そして男も、黙って老人の隣に座った。
この小説は、私が考えて書いたものというよりは、
頭に浮かんだ内容をそのまま文章化した──という感じでした。
だから、人によっては自動書記とかチャネリングとか言うかもしれませんが、あえて
「創作した短編小説」とリアル主義者な私は表現しておきましょう。
この小説に書かれているように、究極の「気づき」は、やはり
自らの体験と
自らの気づきによってしか、起こり得ないのかもしれない。誰かから教えられたとしてもそれは「きっかけ」でしかなく、それを転換期と捉えるか否かは、その人の
「魂の準備段階」に左右されるかもしれない。
だとしたら、私達に
「何が出来るのか」。
まずは自分たちから
「マトリックスである社会」を打破し
(テロで攻撃するとか、そんな過激な話ではなしにね)、
「陸地がある」ということを、知らしめるしか方法がないのではないだろうか?
今現在、
誤った陸地を指し示しているスピリチュアリストも増えてきています。
本来、
「覚醒」と人格は正比例します。自ら「覚醒者だ」と名乗りつつも、行動や言動が明らかに低次元なエゴイズムを表出しているような人は、みな
「覚醒したと勘違いしているだけ」です。
そして、本当の覚醒者であれば──見てすぐに分かるでしょう。あの仏陀も、そして復活したキリストも、
魂の輝きを「隠しきれないぐらい」に輝いていたのですから。
せっかくマトリックスを見抜き、そこから脱したいと願う──河の流れから脱出しようとしている人が、間違った声を聞いて河の底に引きずり込まれようとしているような感覚を私は受けてしまいます。
ですので、今回の課題は「二つ」に分かれてしまいますね(笑)。
「どうすれば、人々の意識を変えることが出来るのか」そして、「正しい方向を指し示すことが出来るのか」と。
…ああ、なるほど。
やはり、あの夢は今回の課題の
啓示で、
「真実に到達するためには、案内人を求めてはいけない。『自らの気づき』を生かせ」と、そういうことなのかもしれない。
もう少し、次回対談まで問答を続けようと思います。
●多くの方に、「真剣な目で地球人類の進化に意識を向けて欲しい」と、強く願っています。
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