日本人が「鍵」

 本日またひとつ、インタビューの為の質問(取材記事)を完成させました。
 しかし、今回は一冊読み込んでの質問だった為、とても文字数が多くなってしまいました……(涙)。今週末には公開予定ですが、非常に長くなってしまう可能性が高いので、「ネット上で読むのウザッ」って思った方は、是非、機関誌の方をご利用ください。
 とはいえ――。
 先日取材したエハン・デラヴィ氏のインタビューも、A4用紙フォントを11ポイント、きっっちきちにプリントしても「27枚」になっちゃったし――これ……私、どうやって冊子にするつもりなんでしょうかね(号泣)。LTS、まだまだ資金がないので「冊子は最初、手作りの予定」なのですが――A4で手作りしたくても「中綴じ」にすることを考えると、A3でプリントせねばなりません(二つ折りにするので)。私のプリンターはA4までしかプリント出来ないので――どう転んでもA5サイズにしかならず……そうなると、「はたして、ホチキスで止まるのだろうか」という不安が、なきにしもあらずです。

 もう、すべて「天に任せます」(爆)。←「こういう実務的なことを任されても、困るんだけど(天の声)」

 そんな余談はさて措き。
 麻日さんのブログでも書かれていましたが、今回、エハン氏のインタビューの中で「日本人は世界的に見ても特別な民族」と言われました。
 その理由は、麻日さんも書いているように「袖触れ合うも多生の縁」――これが理解出来る感性を持っているからだ、と。
 一期一会に近いものも、感じさせますね。でも、確かに日本文化というのは「非常に繊細で、感受性が豊か」だと思います。

「古池や 蛙飛び込む 水の音」
「静けさや 岩に染み入る 蝉の声」


 こうした「静寂」に対する感性も、本当に素晴らしいと思います。
 これは決して、松尾芭蕉がただ優れていた――っていうだけではありません。だって、どんなにそう書かれていたとしても、「ああ、何て素晴らしいんだろう」って感じる心がなかったら、現代まで残らなかったでしょう?
 「心揺れ動かされたもの」って、絶対に後世まで残るんだと、そう思います。それは逆に言えば、「それを後世まで残した民族の特徴でもある」と、そう思うのです。

 そういう意味で、確かに日本人の感性って「素晴らしいな」――とは、思う……の、です、が。

 (-_-;)蝉の声が岩に染み入るのを防ぐかのように響く、宣伝カーの音。騒音。車のエンジン音
 古池に蛙が飛び込んだぐらいじゃ聞こえないぐらいの喧噪。
 一体全体、日本の良さはどこに消えちゃったんでしょうかね……。
 前回、メインサイトの第一回目インタビューアとなってくださった中島さんが仰ったように「Made in Japan」の哲学があって欲しい――本当にそう思います。しかも、それを願っているのは私たち日本人だけじゃなく、むしろ「外国人」だったりするんですよね。

 「日本人が『鍵』」

 精神世界の人達は、よくそう言います。エハン氏も、そう言っていました。エハン氏は30数年も日本に住んでいる上、四国で巡礼などもしているので、日本の悪いところも良く知っています。
 でも、「やっぱり、日本が鍵なんだよ」と――そう言うのです。
 実はエハン氏だけではなく、「アミ・小さな宇宙人」を書いたエンリケ・バイオス氏も「日本びいき」だと聞いています。ベンジャミン・クレーム氏も日本を高く評価し、かつ「日本が鍵になる」そう言っています。ゲイリー・ボーネル氏も日本をかっていますしね。
 疑い深い篠崎は――「え~。それって、日本人が主張しない上、馬鹿単純で、しかも金持ってるからってだけじゃないの?」そんなふうに思っていたのですが――そういうわけじゃないんだなと、最近になって私もそう思い始めました。
 やはり、「意味があるのだ」と。

 私はアラビア語を勉強している中で、多くのムスリム達と出逢いました。
 私が何故、アラビア語を勉強しようと思ったかと言えば――それは9.11がきっかけでした。ずっと9.11を追い続けた私でしたが、ある日、ふと「私が本当に見聞きしている情報は、正しいのだろうか」と、疑問に思ったのです。
 それで、イスラム教に絡んだ情報を調べていくうちに「本当にイスラム文化を知る為には、アラビア語を知る必要がある」――そう思って、勉強することを決めたのです。
 日本の中では一部、イスラム教やアラブ人達に対する偏見があるようですが――実際に彼らと接してみるとわかりますが、アラブ人というのは非常に人懐っこくておおらかなんです。その上、「アッラー」を絶対的に信じ、アッラーの教えであるコーランとハーディス(ムハンマドの言行録)を忠実に守り、1日5回、祈りを捧げます。その「信仰の強さ」には、圧倒されるものを感じます。日本人にはない強さですよね。
 もし、日本人に「あなたは何教ですか?」とアンケートをとってみたとしたら……おそらく6~7割の人が「無宗教です」って答えるのではないでしょうか。
 勿論、私もそうです。
 というよりも、私は「自分の信念に基づいて」、どこの宗教にも属さないという姿勢を貫いています。あえていえば、私は「宇宙教」であり「地球教」なので(笑)。
 「コンタクト」という映画、皆さんはご存知でしょうか? 以前このブログでもちょろっと触れたかと思いますが、この映画は「CETI(高度宇宙生命体)研究科学者」である女性が主人公の話です。その中で、すごく印象に残る言葉がありました。

「世界の9割の人が、神の存在を信じている」
 
 「えっ? それ、日本も含めて?」と、率直に私は思いました。
 日本人は、もう本当に「八百万(やおよろず)」です。神棚はあるわ、仏壇があるわ(って、家がそうなんですが)、クリスマスはするわ、ハロウィンはするわ……唯一ないのが、イスラム教の「ラマダン(断食)」ぐらいでしょうか。
 ここまでやおよろずとなった日本に、本当に「信仰」って存在するのだろうか――私はすごく、疑問でした。

 でも、同時に――。
 そうか……。だからこそ、「日本が鍵」なのかもしれない――そうも思ったのです。

 世界的に見て、日本はある意味非常に「ニュートラル」なのだと感じます。
 しかし同時に、それは「諸刃の刃」でもあります。
 とてもフレキシブルでありながら、逆に言えば脆弱。
 だからこそ、引き籠もり、ニート、自殺問題などが、後をたたないのかもしれません。

 外部からの統制――すなわち、外部における宗教がないというのは、「内なる自己」を育てるには絶好の場なはずです。
 勿論、人間は「自分で自分を創った」わけではありません。私が「私から」生まれてきたわけがないのと同じように、アダムも「アダムから」は生まれないでしょう。
 すなわち、絶対的に「創造主」は存在します。
 しかし、それが「象徴」であり、「宇宙そのもの」だとしたら――地球が生命体であるのと同じように、宇宙が生命体で、意識も、こころもある存在たったとしたら――それこそが、「神」と言える存在なのではないでしょうか。
 仮にそうであったとしたならば――私たちが自己意識の中で「宇宙」という絶対的な神との繋がりを思い出せば、すぐにでも目覚めは起こるはず。
 自分の足で、立ち上がることが出来るようになるはずです。
 外から来る神をいつまでも待ったところで、きっと神は来ないでしょう。

「到来を待つ」のではなく、「存在に気づく」――そこがポイントなのではないでしょうか。 

 だとしたら、日本人の民族性がある意味「新たな時代の鍵となる」というのは、すごく分かる気がします。他の民族ではすでにアイデンティティが確立しすぎているので、転換に時間がかかるかもしれない。その上、とてもロジックを重んじるのですぐには目覚めに到達しないかもしれない。
 しかし、そこはさすが「日本人」。とても感動しやすいし、共感しやすいし、ある意味においては単純かもしれないけれど、ある意味においては「純朴」とも言えます。

「一度目覚めたら、日本人は『早い』」――そう言ったエハン氏の言葉の意味は、そこにあるのかもしれない。編集した記事を読み返しながら、改めてそう感じた私でした。 



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篠崎由羅(しのざきゆら)

Author:篠崎由羅(しのざきゆら)
1970年生。幼少期から哲学・宗教学に造詣を深める。思想および思想史、それに付随した国際事情に興味を抱いて独学を続け、大学ではインド哲学科専攻。東西問わず、両者の思想に渡り研究を深める。

現在は看護師として施設で勤務しながら、その傍らで執筆活動を続けている。2016年11月にYOU are EARTH改め「WE are EARTH」の活動を再始動予定。より良い未来の地球のため、全力を尽くす誓いをたてている。

【篠崎編集担当】


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