映画「2012年」

 映画「2012年」が明日から封切りされます。
 私は12月12日のセミナーの参考とする為に、観に行く予定ではいます。
 ただ、この監督の映画作品、私はあまり好きではありません。Amazon風に言えば、「インディペンデンス・デイ」は☆★★★★、「ザ・ディ・アフタートゥモロー」は☆☆★★★、っていう程度の評価です。
 特撮技術は素晴らしいですが、あまりにも内容が短絡的な上、「ハリウッド映画の定番」といった感じなので――今回も、なかば「ブーム」に乗ろうとしているだけなのではないかなと、最初から穿った目で見ている私です(苦笑)。

 そもそも、根本的に「アセンション」を間違った捉え方をしているような気がしてなりません。
 予告編ムービーも見ましたが……やはり「物質的概念」としての捉え方しかしていないように思います。
 私が思うに、崩壊はすでに「起こって」いて、それは「人間の意識内部」における崩壊――とどのつまりは「既存システムの崩壊」なのだと、そう捉えています。
 文字通り「世界が滅びる」とか「カタストロフィーが起こる」という示唆ではない、「既存システムに依存していた人達における、内面的価値観の崩壊」であり、同時に「再生」なのだと、そう思えるのです。
 だからこそ、確かに「既存システム(企業の肩書き、雇用、就職云々)」に頼り、自分の意識で何かを決意し、覚悟して生きていくということが出来なかった人にとっては、これからは厳しい時代になるかもしれませんが(事実、就職難の波はすさまじい上に、時給の低下も著しいです。都心の時給も、大体今から20年前ぐらいの相場まで落ちました)――逆に「自らの意志で決定し、目標意識の中で生きよう」とする人にとってはむしろ「いい時代」になっていくはずです。

 ここでも何度も書いたように、「二元論」という考え方そのものが、すでに限界に来ているのです。
 だから逆に言えば、「変にスピリチュアリズムばかりを主張し、瞑想しなければアセンション出来ない」といった言い方をする人達もまた、違った意味で「二元論」に落ちた人であり、「物質主義」と何も変わりはありません。形が違うだけで「同レベル」です。
 そうではない――もっと「一元論」としての立場が、本来は正しい「アセンションの解釈」なのです。
 だからこそ、「光しか見ない(世の中のいいことしか見ない)」という立場も私は「否定」します。何故なら、それもまた「二元論(光しか見ない)」だからです。
 本来は「世界の光、闇、両者を共に見ることこそが正しいあり方」であり、「どちらか一方」では駄目なのです。
 物質主義だけでも駄目だし、また、スピリチュアリズムだけでも駄目。
 それらは「コインの裏表」のように、「同じひとつのものなのだ」という視点が、今後私達に求められる視点ではないかと、そう思うのです。

 例えば――。
 今の政治、社会問題、福祉、何から何まで――すべては「私達のかつての思念の反映」であるとするならば、「今の私達の意識レベル」が変わることで、未来も大きく変わるはずです。
 思念が現実化するというのは、皆さんも身近で何度も感じているはずです。それをただ認識していないだけで。
 こんなこと、体験したことありませんか? 
「何かあの人、嫌な感じだ」――初対面でそう感じ、実際つきあった後、やっぱり人間関係がこじれる、ということが。
 そうなった時、このように思いませんか?

「ほら! やっぱり嫌な予感が的中した!」と。

 でも、そうではない――「予感」だったのではなく、その時感じた「思い込み」が、そうした嫌な事象を「逆に引き起こしていた」のだとしたら?
 人は「予感」と「思念の引き起こし」を別々に考えてしまいがちですが、実際は「同じこと」なのです。
 「こうなるんじゃないか」「ああなるんじゃないか」そう思っていたことが、「ただ現実化している」というだけのこと。
 「私が今、これに『このように』引っ掛かっているっていうのは、何かあるのかしら?」
 そう思ったら――現に未来、それは「実際、起こるでしょう」。
 そのぐらい、思念というのは如実なまでに現実化していくのです。ただ、それを人がそう把握していないというだけの話で。
 勿論、「まったく予想外の出来事」というのも多々あります(現に私が今やっている活動も、そうです。まったく予期していないまま、気がついたらこうなっていました((笑)))。そういうのは、思念の引き寄せとはまったく別の意味で、理由があるのかもしれません。

 世の中には「説明出来ないこと」だって、沢山あるのです。
 それをすべて「理解できる」とするのはただの傲慢でしかないし、愚かな人間の足掻きでしかありません。バベルの塔ではないですが、天に向かって矢を放つようなものです。
 だからこそ、2012年に何があるかは――正直言って私にも分かりません。(というか、もし「分かる!」と断言している人がいたとしたら、ちょっと注意した方がいいと思います。)
 でも、「何があるか」が重要なのではなくて、「自分はどうするか」の方が重要なのです。それは、エハンさんが取材記事の中でも言っていた通りですし、私もずっと常々そう感じていて、この活動に至っています。
 私は「生き残る」ことが目的ではないし、生命の存続を目的にもしていない。
 しかし、「恐怖に怯えて生きるよりも、1%の希望に賭けて生きた方が遙かにいい」――それが私の姿勢です。
 もしも大きなカタストロフィーが起きたにせよ、その後にあるのは「再生」であるということは断言出来ます。
 だとしたら、その再生にかけて「今、ここで」何かを始めることの方が遙かに大切だし、遙かに意義のあることではないでしょうか?

 映画の予告編は「ショッキングな場面」ばかりが流れていましたが、結末としてどういう風に持っていくのか――それはちょっと期待してみようかなと思っています。

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2012年問題、アセンション、体外離脱先で得た体験を元に「未来の地球予想像」を語る「対談セミナー」を行います。

「2012年『後』・地球の未来を創造する」
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「mixi」にて「地球未来創造部【アセンション】」コミュニティを運営しています。
地球の未来についてご提案、ご意見などがありましたら、是非コミュニティに参加して頂ければと存じます。(分野は問いません。医療分野、社会分野、教育分野など、様々な視点で「地球の未来」および「理想的な社会・国家」を探求したいと思っています。お気軽にご参加ください。)
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プロフィール

篠崎由羅(しのざきゆら)

Author:篠崎由羅(しのざきゆら)
1970年生。幼少期から哲学・宗教学に造詣を深める。思想および思想史、それに付随した国際事情に興味を抱いて独学を続け、大学ではインド哲学科専攻。東西問わず、両者の思想に渡り研究を深める。

現在は看護師として施設で勤務しながら、その傍らで執筆活動を続けている。2016年11月にYOU are EARTH改め「WE are EARTH」の活動を再始動予定。より良い未来の地球のため、全力を尽くす誓いをたてている。

【篠崎編集担当】


【篠崎の著作本】

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