先日、学研から浅川嘉富氏の新刊「2012年アセンション最後の真実」が出版されました。
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この本の売れ行きは非常に好調とのことで、活字離れと言われて久しい出版界においては非常に有り難い限りなのではないでしょうか。
この本がそれほどまでの売れ行きを見せているのは、今までにおける浅川氏の真摯な活動の賜物だと、私は思う次第です。
しかし、中にはまだこうしたアセンションや霊的真実に対して非常に懐疑的で、「思考」だけでものごとを論じる人達も大勢見受けられます。
私が危惧しているのは、「死」をネガティブのものとだけ受取り、理性的に現象を分析することなく見えるものだけを受け入れ、「本質の真理に心を閉ざす人がまだまだ多い」という事実です。
「目の前にあるもの」を実証するのって――実は、とても簡単なんですよ(笑)。私は自分が長年哲学の分野で研究を深め、認識論や構造哲学を経てからこうしたスピリチュアルを肯定するようになった為、ことさらにそれを実感します。にも関わらず、大した読書量もなく、表層的報道を鵜呑みにして「マヤ暦は嘘だ」だの「アセンションは起こらない」だの、安易に主張する人々の存在が誠に遺憾でなりません。
起こる未来に蓋をして、ただ楽観視したところで――「何も変わらない」ということに、もっと多くの人が気づくべきです。
もし「地震は起こらない」と言われた中で大地震が起こったら――その時、「あの人は地震がないって言ったのに!」そう責めたてますか?
本当に必要なことは、「どのようなカタストロフィーが訪れたとしても、それを受け入れるだけの心構えの確立」です。
それさえ出来ていれば、何も恐れることはないのです。
三次元の生命は、「かりそめの姿」に過ぎません。一瞬でも長く生きようとしがみつけば、残るのはただの「執着」です。そこから先は、その「執着が生み出した地獄」しか残らないのだという自覚が、何よりも大切だと私には思えるのです。
浅川氏の「アセンション 最後の真実」では「死の本質」から入り、それから次第に「アセンションの情報」に行き着きます。まずは「スピリチュアルそのものに懐疑的」という人にとっても、分かりやすいのではないでしょうか? そうした意味でも、まだ「死はネガティブなもの」という受け捉え方をしている方達にとって、非常に馴染みやすい構成となっています。
もし、「今後、もっと詳しくアセンションについて知りたい」という方は、上記紹介した本を読むだけでなく、他浅川氏の著作本に触れられることをお薦めします。またHP「
浅川嘉富の世界へようこそ」を読んでも、かなり参考になる情報が掲載されています。
今回の「アセンション最後の真実」は、浅川氏の「今までの著作の集大成」とも言えるものですので、情報量が誠に多いです。
それらひとつひとつをご紹介することは出来ないので、それは是非皆さんの目でご確認頂くとして――私がここでひとつ的を絞りたいのは、この本のあとがきにあった「アセンションの方向性における分岐について」です。
私が選択しているアセンションへの方向性は(何度も書いていますように)「受動するものではなく、能動的に『起こすもの』」という姿勢です。
それは、ひとりひとりの「意識改革」です。日本人は思考するのがただでさえ苦手で、報道を見てはそれを「真実」と鵜呑みにしてしまいがちです。
まずは「目に見えるものから、疑う」――そして、真理はどこにあるかを、自分自身で模索する――こうした姿勢から「意識改革が始まる」と、私はそう思っています。
とはいえ、それをしたからといって「世界におきる様々な惨事が必ずしも防げる」とは、必ずしも言い切れません。何故なら、そんな簡単に防げるぐらいなら、「世界はとっくに、紛争などない平和な世界になっていただろうから」です。
私は、「楽観主義」を懸念視しています。
それは、この世に生まれた「苦難」という意味を、安易に否定してしまう姿勢だからです。
「この世は楽しむ為にある」というのなら――何故、世界に紛争があるのでしょうか? 何故、アフリカの平均寿命は未だに35歳なのでしょうか?
この世は明らかに、「苦難を学ぶ場所」です。それを受け入れず見たくないものには蓋をしてしまい、「楽しみましょう」というのは――非常にご都合主義な上に身勝手で、利己的な姿勢に、私は思えるのです。
アセンションに対しても、楽観的視点の人達がいるようです。
そうした人達に私は、「だったら今すぐ、中東に渡って厳戒態勢の中で暮らしてみてください」と言いたい。
「アフリカでエイズに苦しむ人達の元で、共に暮らしてみてください」と言いたい。
北朝鮮と言えば、すぐに核問題ばかり取り沙汰されますが――実際に北朝鮮に生きる市民達が、どれだけ苦しい生活をしているのかは、まったく報道されていません(勿論、報道出来ない実状もあるのでしょうが、何故、市民達を心配するような言動をマスコミや外交官達がしないのか、それが疑問です。本来一番虐げられているのは、北朝鮮の底辺に位置する庶民達なはずなのです)。
もう今から15年程前に北朝鮮の内情における記事を読みましたが――市民達(優遇されていない庶民以下の人達)は、戦争を待ち望んでいるそうです。
――何故なら、戦争が起これば「死ねるから」です。それほどまでに、彼らの生活、経済状況は脅かされているのです。
こうした国々の惨状とは異なり、日本は未だのほほんとしていますが(しかしそれは、資本主義という崩れかかったシステムの上で、まだヨロヨロと波に乗れているだけに過ぎません)、世界のあちこちには飢餓や争い、哀しい死がいつでも横たわっているのです。
これほどの悲劇を前にして、神は呑気に「楽観視」していると思いますか?
私が神の立場だったら、「一刻も早く、何とかしたい」――そう思うに、違いありません。
アセンションには「穏健派」と「急進派」の二者があるといいます。
浅川氏は後者とのことですが――上記の理由から、私も「後者」の立場を取ります。
日本が平和だからといって、同じ地球上に住んで苦悩する兄弟達のことを後回しになんかしたくないからです。
急激な変革は、確かに波紋が大きいでしょう。
しかし、それはある意味で「平等だ」と思います。今まで私達は、一部の途上国の人達を犠牲にしすぎたのですから。その人達の痛みを「共に分かち合う」のだと思えば――急激な変革における波紋も「甘んじて、受け入れよう」――私はそのように覚悟しています。
勿論、こうした内容を小さなお子さんがいるお母様達は不安に感じると思われます。
しかし、「本質の死」というものを理解出来れば――闇雲に恐れることはない、ということに気づけるはずです。それどころか、お子さんの方が遙かに優れた霊性を持っていて、「すべてを知りながら、生まれてきている可能性」だって充分考えられるのですから。
私が一番憂いているのは、「死の本質」を語られることなくして、無意味な殺戮、紛争、飢餓、自殺が繰り返されている点です。アセンションを理解するには、浅川氏の本の構成どおり、まずは「死の本質」「私達人類という霊的存在が、何故地球に生まれているのか」をきちんと理解するところから始まる――そう思います。
前回の日記で「カタストロフィーを前に必要なのは、『死』を恐れないこと」、以前には「アセンションに向けて大切なのは、自己の確立」ということを書きました。
偶然にして、浅川氏の本でも多々上記したのと類似した内容が書かれていました。
アセンションを真剣に考え、「自分のこれからの指針に活かしたい」という方には、是非お薦めの一冊です。
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【ご参考までに】
9月5日、東京・中野サンプラザで、浅川氏の「アセンション 4つの窓」の講演会が行われます。
「本を読むの苦手~;;」という方は、こちらの講演会でまずは知識を補充されては如何でしょうか?
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「4つの窓から眺めたアセンション」
霊的世界、宇宙、超古代文明、そして、
現代社会を眺める4つの窓。
アセンションは4つの窓から眺めて、はじめて
その真相が理解できる現象です。
※詳しくは浅川氏の
サイトにて
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