篠崎があまりに多忙でコミュを廻せない関係上、副管理人の麻日さんが、新たにトピをたててくれました。
「
アセンションと日本」
※mixi会員以外の方はご覧になれません。ごめんなさい――;
これはなかなか「いい着眼点」だと思います。
先日取材したエハン・デラヴィ氏も、記事の中で「日本人がアセンションの鍵だ」ということに言及しています(詳しくは
こちら)。しかも、そう言っている人達はエハン氏に限らず、私が知っている限りでも複数名います。
しかし、改めて考えるに――決してそれは「自国びいきではない」ように思えてくるのです。
まず、そうしたアセンションを基軸においた視点から、少し逸らして考えてみましょう。
日本人というのは、確かに世界各国を見ても「特殊な国」であることは確かです。
例えば、「太陽神」を見てもそうですよね。
普通、どこの神話でも太陽神というのは「男性神」です。女性神(天照太神)なのは日本だけです。また逆に、大地(地球)の神となると、どこの国も大概は「女性神」です。母なる大地――という連想もあるのかもしれませんが、日本の場合は逆に男性神(国常太神 注※両性具有という説もあり)となります。
創世記にしたって、通常は男性神から派生していますが、日本の場合は女性神(イザナミ)です。またその象徴もあるのか、古代では女性の王や天皇が力を握っていた時もありました。
その後仏教が伝来し、武士の時代になっても派生する文化にはどこか「女性性」を感じさせます。茶道は、千利休が生存していた時代にするのは男性ばかり――それも武将などの人達が嗜んでいましたが、その中に含まれる礼儀作法、細やかな動きに関しては女性性を感じさせます。(千利休の茶花の考え方自体、非常に女性的です。私は「野に咲く花を愛でる」という感性がとても大好きです。)
今まで私は、そうした経緯を見ながら、「日本は女性性の文化なのだ」とそう思っていました。
しかし、最近になって「いや、違うな。日本は『
男女和合の文化』なのかもしれない」そう思うに至りました。(茶道が戦場に行く武将達を中心に嗜まれたのは、そのいい例だと思います。)
「
日本人が鍵」でも書きましたように、日本人の感性は、本当に細やかで素晴らしいものがあります。これらの感性は、決して「女性性」というだけでは片付かない気がします。女性性と男性性が「融合している」からこそ、これだけの感性を発揮出来たのはないかと、そう思えるのです。
世界広しと言えど、こうした「男性性と女性性が融合した文化の国」というのは、そうそうないと思います。
そうした意味でも、海外におけるいろいろなスピリチュアル分野の人から「日本が鍵だ」と言われるのは、分からなくもないような気がします。
少なくとも、「本当の意味での和合」を求めようとするなら、日本の精神というのはとても重要なものなのだろうな、と。ある種「右脳と左脳を融合させた文化」とも言えるかもしれません。右脳が感性で、左脳は「作法」。どのような道――茶道、合気道、華道、何においても、日本の文化では作法がついて廻ります。感性だけでは事足りず、この「作法」というのが、現実との接点を結びつける「絆」のようなものなのかもしれない、そう思えるのです。だから、この作法を軽んじてはいけないのだな、と。
篠崎は母親が裏千家の茶道教師故、拙いながらも茶道をしています。……子供というのは愚かな生き物で(苦笑)、親が「○○をやっている」となると、やたらそれに反発したくなるものです。私もそのひとりで、今まではいっさい茶道と接触を持たなかったのですが、そこはその――年老いて、人間が丸くなったとでも言うのでしょうか(笑)? 今年に入ってから「茶道をやってみよう」という気持ちになり、細々と稽古を続けています。
その中で見えてくるのですが――作法を大事に、ひとつずつ集中して続けていくと、まるで「禅の三昧」に似た境地になっていくのです。
作法は「不要」なのではなく、この「作法」があるからこそ「茶道」という道に通じるのだなと、改めて実感しています。昨今は何でも「方法」「ルール」を無視しがちですが、何かひとつを会得しようとするならば、必ずや「その過程」を学ぶ必要がある。茶道は、それを如実に語ってくれています。
こういう文化は、確かにそうそうないだろうな――と思います。外国人の方が茶道に興味を持つというのも、分かる気がします。好奇心だけではなく、「その真髄に、何かがある」そんな気がするからなのかもしれません。
私は最近、ふとしたきっかけで人気ブログ「
伊勢―白山道」を読むようになったのですが、このブログの中でも多々日本の意味、素晴らしさが書かれています。(先日から2007年公開以降の記事を読み返し始め、ようやく1年分読み終わりました((笑)))
伊勢と言うと「伊勢神宮」――神道と言うと、どうしても古き時代の影響であまりいい印象が残ってない方も、多いかと思われます。
私自身、そうでした。
しかし、それは
「間違った偏見」であると、改めて反省させられた次第です。
このブログに書かれている内容は安易な国粋主義ではなく、むしろ
神道の「原点」に還った思想です。それは
究極の自然信仰であり、決して政治や国政に利用されるべきものではありません。本来の「神道」のあり方を、私達は「間違って学んできていた」ということを、改めて痛感させられた次第です。
このブログの中でも、地球に起こる大変動(ブログの中では、いっさい横文字が使用されていませんが、俗に言うアセンションと同じ意味だと篠崎は考えています)について記事にされていますが、それを穏便にする為に
「日常、当たり前となってしまったものごとに対し、感謝の意を捧げる」という方法論をあげています。
あちこちで当たり前のように言われてきたことではありますが、では果たして私達がそれを「実践出来ていたか」と言えば――残念ながら、答えはNOだと思います。
しかし、それを「伊勢白山道」のリーマン氏は、「生かして頂いて、有り難う御座います」という分かりやすい言葉にまとめ、人々が意識しやすいように提示しています。
この「当たり前のことに、感謝する」という考え方。
実は「日本人だけに即効性がある」そう思えるのです。
何故なら、キリスト教にしろ、イスラム教にしろ、「神は外部」の存在でした。だから、日常の当たり前に感謝するとなるとすべては「神=外の神」に感謝する形となってしまったからです。
しかし、外部に神を置き、そこに視点の中心を置いてしまうと、何か問題が起きた時もすべて「外部の責任」になってしまいます。
でも、もしも内部に神を置いていたとしたら――そこを視点の中心としていたならば、外部のどんな事象でさえも、決して外部に責任を持たせようという発想にはならないはず。
実は、「日本がアセンションで鍵になる」というのは、ある意味「ここにも示唆があるのではないか」とそう思えるのです。
アセンションというのは、表だった奇跡ではない――私はそう思います。人はそうやって現実とはかけ離れた奇跡に期待をしすぎ、外部からの助けを求め、自分の内面にある「こころ」に目を向けることがありませんでした。
しかし、それは決して本当の「アセンションとはいえない」――私はそう確信しています。
外部の救いによってどうにかなれるのだとしたら、人類はいつまで経ってもシステムに飼い慣らされたままです。今までの歴史と同じように外部の神を拝み、他信仰者の土地を奪い、奴隷を持ち、支配・被支配に分離していくのみです。
そうではなく、「内なる意識」――リーマン氏の言葉を借りれば
「内在神」に至ることで、人の意識形態も大きく変わっていくのではないか、そう思えるのです。
そして、それを出来るのは「無宗教が多い日本ならでは」だと思います。
日本人が何故無宗教が多いのか――まぁ……「お金主義」「物質主義」の人が多いから、というのも残念ながら事実なのですが、根底には「宗教という外部に頼るのは、何か違う」という直感があったからなのではないでしょうか?
事実、私も無宗教です。ですが、「無神論ではありません」。
私のように「無宗教ではあっても、無神論ではない」という人達が、日本人の多数を占めているのならば――日本人の内的に向けた意識改革によって、日本がアセンションの鍵となるのも「充分あり得ることだ」私はそう思えるのです。
今という時代に、何故私達がこうして「日本人」として生まれてきたのか――実は、そこにも深い意味があるのかもしれません。
これから約3年間、ひとりひとり皆様方が「何故、自分は日本人として生まれたのか」「何故、日本という国を選んで生まれてきたのか」を、探究するのにいい時期かもしれませんね。
そう言えば、「
地球の未来を創造する」で取材させて頂いた中島忠昭さんも「Made in Japanの哲学」を模索しています。私の周りには、何故か「日本の将来」を考える人がいっぱいいます(かたや私は、中東和平ばかり意識していたというのに)。
不思議なものですね。――やはり日本が何かしらの「鍵」であるのは、事実かもしれません。
【お知らせ】
「霊性の占星術」、無料公開鑑定の募集は11/30をもって〆切とさせて頂きました。(尚、篠崎がうっかり窓口を閉め忘れたせいで12月以降もご応募くださった方は、抽選の対象とさせて頂きます。)
当選者の方には来週9日までにメールでご連絡致します。【関連記事】
日本人が「鍵」●多くの方に、アセンション・ブームとしてではなく
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2012年問題、アセンション、体外離脱先で得た体験を元に「未来の地球予想像」を語る「対談セミナー」を行います。
「2012年『後』・地球の未来を創造する」
2009年12月12日 新宿にて開催
根拠のないアセンション論などではなく、現実問題、およびそこから派生した考察に基づいた対談を予定しています。今や、「不思議な現象」というのは誰もが体感する「普通のこと」となっています。それだけ、時代の加速化が進んでいる証拠でもあるのでしょう。
2012年というのは映画にあるような奇抜な発想ではなく、もっと堅実に「内なるもの」から派生した重要な転換期なのだと私には思えます。
浮ついたアセンション論ではない、もっと超感覚的でありながらもそれを「現実の視点」でとらえた対談を行います。
お時間のある方は、是非ご参加くださいv
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【参考文献】