エマニュエル・スウェーデンボルグ(ラテン語の為、スヴェーデンボルイやエマヌエル・スヴェーデンボリという表記もあり)は1688年から1772年に存命した優秀な物理学者であり、発明家です。
生まれも由緒正しい血筋で、貴族議員にまでなる人物。人生の転機を迎えるまでは、世間では地位も肩書きもある、誉れ高い人だったのです。
彼の転機は、50代の時に訪れました。それまでのスウェーデンボルグは、神秘学もオカルティズムも、まるで縁のない人生を送っていたのです(そりゃ、フランス革命前の時代ですものね。キリスト教絶世の時代に、そうそう神秘学やオカルティズムに転ぶことはないでしょうから――)。
ところが、イギリスでとある人物――それも、「普通の人には見えていないだろう人物」を見かけてから、彼の人生は転換しました。守護霊か、或いは守護天使か――明確に言及されてはいませんでしたが、その男性は夕飯を「食べ過ぎたかな~」と悩むスウェーデンボルグの前に立ち、「汝、食べ過ぎるなかれ」と一言いって消えたそうです。(ダイエット中の女性には、こういう存在ありがたいかもしれないですね((笑)))。
それから数日後、スウェーデンボルグは不思議な夢を見ました。ある円卓会議のような場で、「『彼』に、この役目を授けよう」と言う決断がされていたそうです。その「彼」が自分自身であることを、スウェーデンボルグは知っていました。しかし、一体「何をさせられるのか」までは、分かっていなかったようです。
それ以降、スウェーデンボルグの能力はどんどん開花していきました。彼の能力はもっぱら「体外離脱」で、食事中だろうが何だろうが、突然肉体から脱けだしてしまったそうです。ある時などは、友人との食事中いきなり離脱してしまい、遠く離れた自分の家の近所が「火事」になっているのを目撃したそうです。確かにその同一時刻、スウェーデンボルグの家の近所が火事になっていたそうです。幸い、スウェーデンボルグの家は無事だったそうですが――会食していた友人はたまったモンじゃありませんよね(笑)。スウェーデンボルグが「死んじゃった」と思って、アワアワしたそうです。
50代になると、人間の霊力がいきなり開花することがある――と言われています。シュタイナーもそのことに言及していて、それどころか彼は
「神秘学やオカルティズムの講師をするには、50代を過ぎなければならない」とまで断言した程。
確かに、シュタイナーが唱えた「7歳論(7歳の区切りで、肉体の成長に変化がある)」で言えば、ひととおりの肉体成長を終えるのが50代です。7歳までが肉体、14歳までがエーテル体、21歳までがアストラル体、28歳までが自我、35歳までが霊我(アストラル体を自我により意識的に開花させる)、42歳までが生命霊(霊我によりエーテル体を開花させる)、そして49歳までが霊人(生命霊により、肉体を開花させる)です。
これで言えば、一通りの成長段階を終えるのが50代――って言うのは納得がいきます。20代、アストラル体が成長過程にある時は、霊感がない人でも霊的なものを感知したりしやすいものです。ですが、それは一時的なもので、本当の霊感というのは中年期以降発達するものだ――とよく言われたりもします。
スウェーデンボルグも、まさにそのひとりだったのかもしれません。彼の場合、前半生はまったく正反対で、科学や物理学の権威とされていました。そして50代以降の30数年間を、今度は「霊界」と共に暮らしたのです。
しかし、彼が何故そのように「霊界をたびたび訪れる目的があったか」と言えば――それこそが、スウェーデンボルグの言う
「1757年に行われた霊界における最期の審判」を見させられる為だった、と言います。
最期の審判、というと古臭い印象を抱く方も多いかもしれませんが、当時のキリスト教絶世の時代においては、無理もありません。むしろ、当時のカトリックでは霊界を否定していたにも関わらず、このように「いや、違う。死んでも命は終わりじゃない」と断言出来たスウェーデンボルグは、ある意味スゴイと思います。そう断言出来る勇気、普通はそうそう持てないでしょう(事実、イギリスの教会団体から「狂人だ」と批判されたこともあったそうです)。
霊界で行われた最期の審判――というのは、第一霊界(スウェーデンボルグ曰く、霊界には三段階あり、第一霊界はその一番下((でも、平均レベル)))の住人(って言っても、霊ですが)があまりに多くなりすぎ、混沌として、しかも、「善も悪も入り乱れた状況になってしまった」からだそうです。
……これ、まさしく「今の世」と同じですね(苦笑)。
第一霊界から、善霊は第二、第三霊界へ移され、悪霊はそれに相応しい地獄へと「棲み分け」が行われたのが、この最期の審判だったそうです。
文末に、スウェーデンボルグは「この最期の審判の影響が、現実世界に反映されるには数百年かかるだろう。その後、人類にはどんな未来が待っているのか。おそらく私は、黄金期のような素晴らしい時代が再び戻ってくるだろうことを信じたい」といったニュアンスで閉じています。
私はこの現象と2012年が、ある種「被っている」ようにも思えます。
スウェーデンボルグが見た霊界の最期の審判から、ちょうど数百年。善人も悪人も入り乱れ、形だけの宗教だけが跋扈し、信仰もなく心もない人達ばかりが溢れてしまったこの社会。
もしかしたら、こっそりとすでに「この人、第二霊界」「この人は天界」「あかんな、こりゃ……。第三地獄界行き」なんて決まってるかもしれませんね(笑)。
私にはどうしても、時代はすでに「2012年に向けて動いている」ように思えてなりません。
1999年の前には、感じなかった直感です。1997年や1998年といえば、私がプログラマーで就職していた時代で、あまりに過酷な勤務態勢と残業時間で倒れてしまい、結婚退職しようかどうしようか――などというごくごく世間的なことを考えてた時期でした。どんなにテレビで騒いでいるのを見ても、心の中は何も「動かされなかった」んですよね。
それが――2012年に限っては、「すでに始まっている」という直感があります。しかも、そう感じているのは私だけでなく、多くの皆さんが「はっきりとは分からないけど、何かが変わりつつある」のを感じているのではないかと、そう思います。
来年は、もしかしたらもっと大きな「揺らぎ」が社会の中で起こるかもしれません。
しかし、何が起こったにせよ「泰然自若」とした心さえあれば、乗り越えられるものなのかもしれませんね。
●多くの方に、アセンション・ブームとしてではなく
「真剣な目で地球人類の進化に意識を向けて欲しい」と願っています。ひとりでも多くの方に読んで頂けるよう、以下のクリックにご協力をお願いいたします。
――――――――――――――――――
◇お知らせ◇
年明け1月1日を目標に、「YOU are EARTH」のメインサイトを作成中です。完成しましたら、ブログもすべて引越します。(詳細が決まりましたら、また改めてお知らせします。)
――――――――――――――――――【YOU are EARTH】
http://yura-shino.com/携帯の方は「
http://mobile.yura-shino.com/」へ)
http://yura-shino.com/imagination/*----*----*----*----*----*----*----*----*
2012年問題、アセンション、体外離脱先で得た体験を元に「未来の地球予想像」を語る「対談セミナー」を行います。
「2012年『後』・地球の未来を創造する」
2009年12月12日 新宿にて開催
根拠のないアセンション論などではなく、現実問題、およびそこから派生した考察に基づいた対談を予定しています。今や、「不思議な現象」というのは誰もが体感する「普通のこと」となっています。それだけ、時代の加速化が進んでいる証拠でもあるのでしょう。
2012年というのは映画にあるような奇抜な発想ではなく、もっと堅実に「内なるもの」から派生した重要な転換期なのだと私には思えます。
浮ついたアセンション論ではない、もっと超感覚的でありながらもそれを「現実の視点」でとらえた対談を行います。
お時間のある方は、是非ご参加くださいv
◆重要なお知らせ(21:13追記)◆
現在、セミナーにお申し込み頂いた方全員に入場券を送付済みです。
まだ届いていない方は、恐れ入りますがメールフォームよりご連絡ください。
尚、まだ担当者からメールが届いておらず、受信メールアドレスを携帯で指定されている方は、PCからのメール受信設定を一時的に受付可にして頂くか、或いはPCのメールが受信できるアドレスをこちらのメールフォームからご連絡頂くか、或いは実務担当・麻日さんのブログにてご確認ください。
*----*----*----*----*----*----*----*----*********************************************
「mixi」にて「地球未来創造部【アセンション】」コミュニティを運営しています。
地球の未来についてご提案、ご意見などがありましたら、是非コミュニティに参加して頂ければと存じます。(分野は問いません。医療分野、社会分野、教育分野など、様々な視点で「地球の未来」および「理想的な社会・国家」を探求したいと思っています。お気軽にご参加ください。)
http://mixi.jp/view_community.pl?id=4172264 ※mixiの会員外の方でコミュに参加されたい方は、左フレームのメールフォームからご相談ください。
********************************************
【参考文献】