内側を探るも、外側を探るも、結果的には「同じ」

 ここ三日間ほど体調を甚だしく崩していた関係で、ブログの更新が滞ってしまいました……。
 今日は、何とか復活しています。が、あまりにやることが溜まってしまっているので、現実逃避したい反面(苦笑)――体調が復活した以上逃避は出来ないので、「ああ……、休んでいられた頃が懐かしい――」なんて思いも過ぎり、複雑な気分です。

 とはいえ、この三日間「何もしていなかった」わけではなく、むしろ試行錯誤と考察の「嵐」でした。
 私がこの三日間に至る前までずっと試行錯誤していたのは、「外在神」と「内在神」における考え方の差違でした。
 欧米諸国から派生した政治システムは「外在神」に由来しており、その為、「外枠からの働きかけ」というのがとても多いです。
 例えば「寄付」の考え方ひとつを見ても、そうだと思います。貧しい国や人々を見た場合、「自助努力」を育てる方向に向かうよりも、「お金を寄付する」という考え方(これはイスラム国家でもそうだと思います)。
 最近は考え方もだいぶ変わってきて、「自助努力を支えよう」というNGOなども増えてきましたが、歴史を振り返るに「外側からの援助」というものが非常に多く、「共同体のひとつと見なして、共に歩こうとする姿勢」には欠けていたように思えるのです。

 では、今度「内在神」という考え方ではどうでしょうか?
 日本を歴史的に振り返った際、こうした「内在する神への信仰」が重んじられていたかと言えば、決してそんなことはありません。浄土真宗にしろ、浄土宗にしろ、「極楽は外在するもの」という考え方です。自分が内面に極楽を抱えているという発想であるならば、「ナムアミダブツを唱える」という発想にはならないはずです。
 そうである以上、実は日本も古来から「内在神であった」という考え方は否定せざるを得ません。
 また、日本人は非常に「空気に敏感」です。言い方を変えれば付和雷同的特徴が、日本人には眠っています。(このあたりのことについては、山本七平氏「空気の研究」などをご参照頂けますと、実感出来るかと思われます。)
 こうした付和雷同――情報を鵜呑みにしてしまうという姿勢は、全然「内在神」という考え方とは相反します。言ってしまえば、日本は古来から「日本オリジナリティではあったものの、欧米諸国と変わらない『外在神』を信仰していた」ことになるのです。

 だとしたら、この「内在神」という考え方を掘り下げていったら、どうだろうか。これは、新たな思想システムに至る為の着眼点のひとつにならないだろうか――。
 私はそう思い、あれこれ模索して行き着いた結果は――「これだけでも、足りない」ということでした。

 要するに、「外在」だろうが「内在」だろうが、「それひとつの視点だけでは、意味を成さない」ということです。

 この「内在」「外在」という言葉は、ここでも何度か紹介した伊勢白山道のブログで良く使われています。
 白山道の本やブログ内では、「内在神が、森羅万象に行き着く」という解釈をしています。それは、元を辿ればインド古来からある哲学、ウパニシャッドの「梵我一如」と同じ発想であり、決して真新しいものではありません。
 では、こうした「内在から森羅万象に行き着く」という視点に立ったインドの修行者達がどこに辿り着いたか――と言えば、「隠遁生活」。俗世を辿り、外界からの刺激をすべて断って、「至高の境地を得る」というものでした。
 白山道内の記事では、そうした俗世否定ではなく、「肯定」をしています。それを「日常への感謝想起」という言葉に置き換えています。

 しかし、私は色々と模索し、実践した結果、「これだけでも、答えにならない」ということに行き着きました。
 何故なら、今や世界規模、国際規模で情勢が変わっているにも関わらず、日常だけに感謝を捧げると結果的に「保守的な視点」ばかりが育ってしまい、「自分の日常と接しない(縁のない)外部のことには、無関心になる危険」があるからです。それでは、前述したインドの修行者と変わりがありません。
 少し前の日本であれば、そういう視点でもやっていけたでしょう。
 でも、すでに「時は遅い」のです。
 そんな保守的な視点でいたら、間違いなく日本は地球規模で流れる改革から外れてしまい、取り残された国となってしまいかねません。
 「日本は大丈夫」「自分たちは大丈夫」という思い上がった視点でいれば、その分、他国の宗教や思想を受け入れることさえ出来なくなってしまいます。

 私はこの三日間試行錯誤した結果、「外在だろうが、内在だろうが、どちらにも欠点はあり、どちらにも利点はある。その両者を見据えていくことの方が、一番正しい森羅万象へ行き着く道だろう」という解答に至りました。
 今はもう「一国」を取り沙汰しているような時代ではありません。
 地球全体を意識し、「自分たちは、その一部なんだ」という感覚になれることの方が大切です。
 幸いにも、海外ではすでにそうやって地球視点でものごとを論じられる学者も出てきています。先日ご紹介した「世界に格差をバラ撒いたグローバリズムを正す」の著者ジョセフ・E・スティグリッツや、人類史を追い続け、その中で「世界の不平等を暴き出そう」としたジャレッド・ダイアモンド博士のような人もいます。
 彼らの素晴らしいところは、スピリチュアル的視点をすでに「研究分野に内包している」という点です。

 最近私が思うのは、スピリチュアルというあり方は「特出すべきもの」ではなく、「どの活動にも内包されていなければおかしいもの」なのだと思えるのです。そればかりを特別なもののように拝み、そこからの指針に頼ってしまうことはおかしいことなのではないか、と。
 私はよく「一元論」という話をしますが、それは「価値観の一元論」ではありません。「物質」対「霊性」という概念に対して、二元的に分離してしまっていることに対する「一元論」です。価値観の一元論を説いてしまえば、それは危険な「統一主義」に陥ります。私が大嫌いな、一律支配主義です。
 私があげている一元論というのは、「現実的な活動、現象、すべてに霊的作用が及んでいて、それらは決して背反しない」という視点です。そうした意味で考えれば、霊的なものばかりを抽出するのもまた不自然です。それは言ってしまえば、「唯物主義者」を裏返しただけのものだからです。
 スウェーデンボルグや、シュタイナーの時代であれば、それでも良かったでしょう(何故なら、あの時代は霊的分野が宗教によって歪められたり利用されている側面があったので、真理を知らせる必要があったからです)。しかし、時代が変わろうとしている中、スピリチュアルの奇抜な現象ばかり追い求めてしまうのはもはや時代錯誤になりつつあるようにも思えるのです。

 私達は霊的な情報、スピリチュアルに関する情報を沢山見聞きしている分、それをもっと現実的な側面に落とし込み、現実問題と向き合った中で理解していく必要があるのだと、そう思います。
 国際問題にしろ、社会問題にしろ、すべては背景に「霊的真理」が内包されています。
 外在する神、内在する神、そのどちらから行くかというのは方法論に過ぎず、どの道を辿ったところで欠点はあり、利点もある――だから、自分にあった方法が一番いいのだろう、というのが私自身の答えです。ひとえに「外在なので駄目」とか「内在だけがいい」とか、そんな杓子定規的答えにはなってはいけないし、そういう杓子定規的な視点こそが、支配・被支配という差別的発想の一因にもなっているのです。

 方法論を超えて、神の「居場所」を頼ることなく、
 自分たちの力で模索し、その中で「道」を探し出す――
 それが、今を生きる私達全員にとっての「究極の課題」なのかもしれません。



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2009-12-20 | 真理 | トラックバック(0) |
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プロフィール

篠崎由羅(しのざきゆら)

Author:篠崎由羅(しのざきゆら)
1970年生。幼少期から哲学・宗教学に造詣を深める。思想および思想史、それに付随した国際事情に興味を抱いて独学を続け、大学ではインド哲学科専攻。東西問わず、両者の思想に渡り研究を深める。

現在は看護師として施設で勤務しながら、その傍らで執筆活動を続けている。2016年11月にYOU are EARTH改め「WE are EARTH」の活動を再始動予定。より良い未来の地球のため、全力を尽くす誓いをたてている。

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